もくじ
歌い手を始めるときに一番最初に用意するものってやっぱりマイクですよね。
でも、マイクってたくさん種類がありすぎて結局なにが良いのかわからないですよね。
私も歌い手を始めた最初は右も左もわからずに苦労しました。
現在は歌い手歴5年で、作曲家さんなどとの繋がりもあり知識も増えたので、マイクの良し悪しもわかるようになりました。
そんな歌い手の私が実際に使っているコスパ最強のおすすめマイクをご紹介します。
2分で簡単に説明!ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い
マイクには2種類あります。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクです。
ダイナミックマイクの特徴
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①丈夫
②比較的湿度に強い
③感度が低い
①・・・ダイナミックマイクはコンデンサーマイクに比べて振動に強いので多少落としたりしても、壊れることはありません。
②・・・比較的湿度に強いので保管状態に気を使うなどのケアが必要ありません。
③・・・感度が低いというのは、具体的には広い音域、広範囲の音を拾わないという意味です。
コンデンサーマイクの特徴
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①ファンタム電源が必要
②振動や湿度に弱い
③感度が高い
①ファンタム電源とは電気を送る仕組みのことで、「ファンタム電源」のついたオーデイオインターフェイスと、それに対応したケーブルを購入する必要があります。
②コンデンサーマイクは振動に弱いため、丁寧に扱う必要がありますし、湿度にも弱いので除湿剤などと一緒に保管しておくといったケアが必須になります。
③感度が強いということは広い音域、広範囲の繊細の音を拾うということです。
初心者におすすめなのは断然ダイナミックマイク!
ダイナミックマイク、コンデンサーマイクそれぞれの特徴を踏まえて私が初心者の人におすすめしたいのはダイナミックマイクです。
見た目がかっこいいからコンデンサーマイクがいい!そう思ってしまう人も多いかもしれません。
ですが、ここは気持ちをぐっとこらえてもらいたいと思います。
ダイナミックマイクが初心者におすすめな理由は3つあります。
理由1「宅録という環境がコンデンサーマイクには向いていないから」
歌ってみた初心者の方の多くは宅録(家で録音すること)をすると思いますが、家での録音はスタジオなどに比べると、あまり良い環境とは呼べませんよね。
防音対策がされていないので、近所で工事をしていたり、犬が鳴いていたり、子供が遊んでいたりといった家の周りの生活音を防ぐことができていません。
このような環境でコンデンサーマイクを使用するとどうなるでしょうか。
コンデンサーマイクは広範囲、広音域の繊細な音を拾うため、あなたが歌っている声を繊細に拾ってくれる代わりに、生活雑音も繊細に拾ってくれちゃうんです。
そうすると、せっかく良いテイクが録れた!と思っても撮り直しになってしまうこともしばしば・・・
録音に対するストレスが膨らんで歌ってみたを続けられなくなってしまうかもしれません。
しかし、ダイナミックマイクならどうでしょう。
広範囲の音を拾わないので、コンデンサーマイクに比べて生活音などの雑音をほとんど拾いません。
個人的にダイナミックマイクを使用していてい一番いいなと思う瞬間は、冬に録音をしたいときに暖房をつけられること。
コンデンサーマイクだとかなり音を拾ってしまうので、暖房はつけられませんが、ダイナミックマイクならわずかに聞こえる程度で、カラオケに歌を乗せてしまえば全くわかりません。
ちなみに、ダイナミックマイクはライブで使われるもので、ボーカルの声だけを拾うのに特化しています。
ライブに行ったことがある人ならわかると思いますが、あんなに楽器がジャカジャカ流れていてもボーカルの声がしっかり聞こえていますよね。
ダイナミックマイクが周りの雑音を拾わないように努力してくれているのがわかりますね。
理由2「コンデンサーマイクの保管は難しいから」
コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いとして、湿度への耐性があげられます。
上でも話したようにコンデンサーマイクは特に湿度に弱く、ダイナミックマイクは比較的湿度に強いです。
(湿度に強いといっても、水をかけたり、加湿器の前に置いたりしていいわけではないですが)
そのため、コンデンサーマイクは保管するときに、除湿剤と一緒に保管したりなどといった手間がかかります。これが意外と面倒くさいのです。
とくに、歌ってみたを始めた当初はたくさん録音したくなると思いますし、歌の録音に慣れていくためにもいっぱい録音するのは良いことだと思います。
そのため、マイクはマイクスタンドにずっと差しっぱなしでいつでも録音したいときにすぐに歌える状況を作ったほうがいいと思います。
しかし、コンデンサーマイクだとそんなことは許されません。
加湿器を炊いたりしなくても、空気中の湿度にさらしておくのも良くないので、歌い終わったらいちいちケースに除湿剤と一緒にしまわなければいけないんですね。
これはあまりにも面倒くさい!
初心者のうちは質より量!というわけで、ダイナミックマイクを常にマイクスタンドに差しておいて歌いまくることをおすすめします。
理由3「ダイナミックマイクの方が値段が安いから」
上で話した特徴から、コンデンサーマイクの方が感度が高い、つまり精度が良いということなので、ダイナミックマイクより高価になることが多いです。
「精度が高いならコンデンサーマイクがいいじゃん!」と思ってはいけません。
理由1でも話しているように、宅録の環境に適しているのはダイナミックマイクです。
宅録でも、環境を歌ってみたに適した環境へ変更できればコンデンサーマイクの精度を引き出してあげることもできるのですが、初心者の段階ではまだ早いです。
最初はダイナミックマイクで自分の家とマイクの相性を見て、コンデンサーマイクに変えても平気そうなら、2本目でコンデンサーマイクに変更することをおすすめします。
3000円以下とは思えない!?コスパ最強のダイナミックマイク
実際に私が使用しているダイナミックマイクを紹介していきます。
BEHRINGERの「XM8500」です!

値段はなんとサウンドハウスで2080円!
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/19370/
普通はこの値段だとスカイプ用のマイクくらいしか買えませんが
このXM8500はちゃんと音楽用として使用できるクオリティを発揮してくれます。
マイクの使い方に慣れていきたい初心者さんが手を出すのにはもってこいのマイクだと思います。
先ほども話したように、冬でも暖房をつけながら録音ができるのがダイナミックマイクの良いところ。
こちらの音源では暖房をつけながら録音していますが、歌ってカラオケに乗せてミキシングしてしまえばこの通りです。
雑音はまったく聞こえませんよね。
1万円以下!音質重視ならやっぱりコンデンサーマイク
MXLの「V67G」です!

値段はサウンドハウスで8980円です。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/87964/
コンデンサーマイクは初心者の方よりは、最初にダイナミックマイクを使っていて、2本目が欲しい!という方におすすめしたいです。
私は作曲家さんに紹介されて購入した1本ですが、中域、広域をすっきりと綺麗に録ってくれるので、女性の方や声が高めの方に特におすすめです。
そしてデザインがお洒落なところもおすすめポイントです。
1万円以下という安さなのにとても優秀なので、現在はこちら最も愛用しています。
このマイクで録音した音源がこちら!
このマイクで撮ると、イコライザーでの加工はほとんど必要ないですね。